京都府内の最低賃金を審議する京都地方最低賃金審議会は、今年10月以降の最低賃金について、1008円(968円を40円引上げ)とする答申を行いました。
これに対して、労働団体は「異議申出」を行うことを表明しており、異議に対する審議を経て、正式決定され、10月上旬に発効することになります。
答申では、最低賃金の引上げを支援する「業務改善助成金」の充実を求めるとともに、こうした支援策については、最低賃金の引上げ額の目安を提示するのと同時に明らかにするよう求めています。
これで、関西各府県の引上げ額が出揃いました。
・滋賀県:967円(927円を40円引上げ)
・大阪府:1,064円(1,023円を41円引上げ)
・兵庫県:1,001円(960円を41円引上げ)
・奈良県:936円(896円を40円引上げ)
・和歌山県:929円(889円を40円引上げ)
このなかで、兵庫県だけが中央最低賃金審議会が示した目安40円を1円上回る41円の引上げとなっています。
また、関西府県間の格差は、134円から1円拡大して、135円になりました。
▸京都地方最低賃金審議会答申(令和5年8月10日)
それではまた!
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