令和6年度の年金額が発表されました。
2年連続の引上げとなり、前年度から2.7%引き上げられることになります。
実際は、新年度の4月分と5月分が支給される6月から改定された年金が支給されます。
厚労省の資料に示された年金額(月額)の例によると、
・国民年金:68,000円(前年度66,250円から1,750円増)
・厚生年金:230,483円(前年度224,482円から6,001円増)
ただし、国民年金は老齢基礎年金の満額1人分の額で、昭和31年4月1日以前生まれの人は、67,808円となります。また、厚生年金は平均的な収入を得ていた夫婦2人分の老齢基礎年金を含む額とされています。
今回は、「物価変動率」(3.2%)が「名目手取り賃金変動率」(3.1%)を上回り、かつ、物価変動率も名目手取り変動率もプラスであったことから、上昇率が低い方の「名目手取り賃金変動率」が適用されることになります。
そのうえで、年金支給額を調整する仕組みである「マクロ経済スライド」による調整(0.4%)が行われることになり、最終的な改定率は「3.1%-0.4%=2.7%」となります。
これに合わせて、他の年金額、支給額も変更されることになります。
・国民年金保険料:16,980円(前年度16,520円、令和7年度17,510円)
・在職老齢年金の支給停止調整額:50万円(前年度48万円)
・老齢年金生活者支援給付金:5,310円(前年度5,140円)
・児童扶養手当(第一子):45,500円(前年度44,140円) など
詳しくは厚労省ホームページを参照してください。
▸令和6年度年金額改定(厚労省ホームページ)
それではまた!
Comments